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平田寺では毎月2回、日本舞踊五條流のお稽古をしています。
現在4歳児さんから大人の方まで16名が個人でのお稽古に通われています。
こちらは、先日のお稽古の様子。
日本舞踊に出会っってもうすぐ1年になるお嬢さん。
いつも真剣なまなざしでお稽古に励まれています。
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お稽古のはじまりとお終いにはご挨拶。
自宅に畳がないご家庭も多くなった昨今
和室でお辞儀をするという経験はひょっとすると貴重なのかもしれません。
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こちらは中学生のお姉さん方。
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普段のお稽古は、先生と生徒さんとの一対一で行いますが、
時にはお友達同士でお稽古をする場合もあります。
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実は ご紹介したお嬢さんたちはみなさん春の日本舞踊教室に通われていました。
そこで初めて日本舞踊に触れて、踊ることが大好きになって
年間のお稽古に通われるようになりました。

自分たちが生まれ育った国の伝統文化に
感受性が豊かな頃に触れてもらいたいと願い
気軽に体験できる短期の教室を始めたのが12年前。
当初はそのようなことは思いもよらず 今ではそこから5人の準名取さんが生まれています。

関わり方はそれぞれ。
年に一度の春の教室を楽しみにして下さっている方々もいらっしゃいますし、
はじめましての方も毎年いらっしゃいます。
みなさん 和やかな雰囲気の中で踊ることの楽しさを味わわれていますよ。
この機会に日本舞踊に触れてみてはいかがでしょうか。

春の日本舞踊教室2019
【2018年の発表会集合写真】
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【発表会の前に本尊様にご挨拶】
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【指 導】
日本舞踊五條流師範 五條美佳園先生

【日 程】
3月16日(土)
3月23日(土)
3月30日(土)
4月13日(木)
4月20日(土)
4月27日(土)
5月4日(土)
5月11日(土) 13:00リハーサル
5月12日(日) 発表会 11:00開演予定
5月18日(土) 本堂や観音堂、廊下やお手洗いなど使用したお部屋のお掃除。

【時間割】
13:30~ 未就学児

14:00~ 小学校低学年

16:00~ 小学校高学年A
17:00~ 小学校高学年B

19:00~ 中学生以上A
20:00~ 中学生以上B

【受講料】
7回のお稽古、リハーサル、発表会(全9回)
11,000円
※昨年までは発表会費用(1000円)を別途集めさせていただいていましたが
今年は受講料と共に集金します。
発表会で着る衣裳をご希望の方は貸し衣裳(衣裳代3500円)をご利用いただけます。

【各自ご準備いただくもの】
足袋
練習用の浴衣や着物

【対 象】
3歳以上の男女

【お申込み】
お電話、またはメールでご予約ください。
受講料は教室初日3月16日に集金いたします。
貸衣裳をご希望の方は、洋服のサイズとお名前をご記入の上代金を添えてお申し込みください。

【お申込み・問い合わせ先】
0568-48-6806
yumikoon@gmail.com
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【平田寺】
HEIDENJI Temple
〒481-0041 北名古屋市九之坪宮前6番地1
tel 0568-48-6806
fax   0568-48-5920   
blog「平田寺 てらてら通信」 
http://heidenji.blog.jp/
facebook「平田寺」
https://www.facebook.com/heidenji









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おむつなし育児サロンは毎月第1水曜日に開催していますが、
来月は「おむつなし育児発酵ごはんの会」としてランチつきでの開催になります。
ベジ発酵料理人の古澤久美さんの特製ランチをいただきながらお喋りしましょう。
「おむつなし育児発酵ランチの会」
と き 2019年2月4日(月) 11:30~13:00
参加費 1500円

※同日2月4日(月)10:30~13:00の「わらべうたとやさしいごはんの会」は
通常通り わらべうた遊びの後に久美さんランチの時間となります。
※2月は第一水曜日のおむつなし育児サロンはお休みです。

【1月末から2月のお寺で開催の教室など】
1月26日(土)日本舞踊お稽古
1月27日(日)10:00和道ヨガ睦月のお稽古
1月29日(火)10:30~ 13:30~ボリウッドダンスレッスン

2月1日(木)9:30つながるかもすプロジェクト味噌仕込み
2月3日(日)16:00節分会
2月4日(月)10:30~13:00わらべうたとやさしいごはんの会
                  11:30~13:00おむつなし育児発酵ごはんの会
2月5日(火)10:30~ 13:00~ ボリウッドダンスレッスン
2月9日(土)日本舞踊お稽古
2月10日(日)10:00~12:00手作りの寺子屋「味噌樽開き&野草味噌玉作り」
     
12:00~14:00 こども食堂
2月14日(木)9:30~12:30醸しもの部「酵母味噌づくり」
2月18日(月)表千家茶道お稽古
2月23日(土)日本舞踊お稽古

教室への参加はご予約が必要です。
特に以下5つの会については、材料の準備などがありますので必ずご予約ください。
おむつなし育児ごはんの会(予約締切2/1)
おむつなし育児発酵ごはんの会(予約締切2/1)
醸しもの部(予約締切2/9)
茶道お稽古(予約締切2/16】
手作りの寺子屋・味噌樽開き&野草味噌玉作り

ご予約・お問い合わせは平田寺まで
0568-48-6806
yumikoon@gmail.com


先日は春日井市在住の日本画家今井佳寿女さんが主宰される
「蓮華の会」のみなさまが手描きの散華の奉納にいらっしゃいました。
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こちらの散華は、1月20日(日)の初観音大祭での浄道場の儀式に使わせていただきます。

平田寺でお祀りしている西国三十三観音は、

江戸時代に、江戸で大火が続いた折、この地域の方々が、
日々の暮らしの無事を祈り、様々な願いを込めてご寄進くださったものです。
長い間、この地を守ってくださっている大切な観音さまです。
21観音様

大祭では、お姿やお顔立ちの異なるすべての観音様を間近でお参りできるようにお祀りしています。

是非この機会にご参拝ください。

【初観音大祭】


2019 年1月20 日(日)
ご祈祷 10:00/13:00
祈祷料 3,000円

10:30~12:30に餅つきをします。 
自然と暮らしの市場を運営してくださっている つむぎてのみなさんが 
薪で湯を沸かし、セイロで蒸したもち米を石臼と杵でつきあげます。
こちらもどうぞお楽しみに。
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お問い合わせはお電話またはメールにて
0568
-48-6806
yumikoon@gmail.com

明日はお寺のお正月行事「新春大般若祈祷法要会」があります。
こちらは『大般若経』という600巻あまりの膨大な数の経典を
大勢の僧侶が転読し、今年一年の無病息災を祈る法要です。FullSizeRender
この法要の際、須彌壇には「十六善神像」が描かれたお軸をお祀りし小豆ご飯をお供えします。IMG_3949
佛さまのことに関しては、その家、その地域によって、多様な風習があって、
どうしてそうなのか実際のところは分からないことも多いもの。
他のお寺さまは どうなのでしょう。
とにかく平田寺ではお正月の大般若会には、
16人の神さまに16杯の小豆ご飯をお供えしてお参りしています。IMG_3944

今から約2500年前お釈迦さまによって開かれた仏教が
日本に伝わったのは飛鳥時代(552年)
仏教の教えは、インドから中国に渡り、中国から日本に渡ってきました。
『大般若経』(正確には『大般若波羅蜜多経』だいはんにゃはらみったきょう)は、
大乗仏教の基礎的教義が書かれている長短様々な般若教典を集大成したものだそうです。
インドに伝わっていたその膨大な数の経典を、中国の玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)が
3000キロを17年という歳月をかけて中国に持ち帰り、
4年間かけて漢訳したもので、
日本のお寺に所蔵されている大般若は、その漢訳版だそうです。IMG_3952
玄奘三蔵とは、西遊記に出てくるお坊さま、三蔵法師のこと。
西遊記は、玄奘三蔵が、中国からインドに旅をした史実をもとにつくられた物語なのだそうです。IMG_3950
そして、『日本書紀』には「大般若転読法会」について、
奈良時代から行われていたこと記されています。
この経典を転読することによって、その功徳をいただくという法要が
奈良時代から続いているだなんて、お寺ってやっぱりすごいなあと思います。IMG_3947
こんな言い方をするのは不謹慎なのかもしれませんが
何人ものお坊さまが経本を転読する様子は、見ごたえがあります。
檀家さま以外の方でもお参りしていただけますのでどうぞお気軽にご来山ください。
ご祈祷を希望される方はご祈祷料(3000円)が必要ですが、
お参りの様子をご覧になるだけでも結構です。IMG_3946

「新春大般若祈祷法要」
2019年1月13日(日) 15:00 平田寺本堂
ご祈祷の受付は14:30から
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お問い合わせは平田寺まで
0568-48-6806
yumikoon@gmail.com

迎春平成己三十一年

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新年明けましておめでとうございます。

五月には元号もかわり新たなる時代の幕開けとなります。

 
古来インドでは一生を四つの時期分けて捉える思想があり、これを「四住期」といいます。

まず「学生期」、師のもとで学ぶ時期。次に「家住期」、家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期。

次に「林住期」、森林に隠棲して修行をする時期。

最後に「遊行期」、一定の住所をもたずに乞食遊行する時期。


私にとって昭和は、三十九年に生まれ、六十三年に本山修行を終えたまさに「学生期」。平成は、まさに「家住期」。

あと十年くらいは家住期が続そうですが、新しい時代を迎えるにあたり、身体も心も停滞することなく、いずれ来る「林住期」に向けて、今なすべきことに精進したいと思います。

 

共生(ともいき)・今を生きる

平成三十年の一年間を表す言葉に『災』が選ばれました。記録的大雪・大阪での地震・西日本豪雨・四十度を超える猛暑・台風・北海道地震など今年は本当に沢山の災害が日本各地をおそいました。

そして大勢の方が家族を失い・普段の日常生活を失い、心身ともに失意のどん底にあるなかで、この度もまた各地からボランティアの人々が参集してきました。特に今年注目をされた「スーパーボランティア(ご本人はきっと不本意な呼ばれ方と思っているでしょうが)」尾畠春夫さんの活動・言葉には心から清々しさを感じさせていただきました。

 

「自灯明(じとうみょう) 自らを灯とせよ」という佛教用語があるように、お釈迦さまは自己というものをとても大切に考えられました。しかしながら、決して自己に留まることを良しともされませんでした。

お釈迦様在世の時代のお話。

コーサラ国の王と王妃は共に「自分より愛しいものはない」という結論に達しました。しかし、この考え方は慈悲を説くお釈迦様の心に背くように思えてしまい、二人してお釈迦様を訪ねて答えを求めました。その時の言葉が『相応部経典』に書かれています。

「人はおのれより愛しいものを見出すことはできぬ。それと同じく他の人々も自己はこの上もなく愛しい。されば他のものを害してはならぬ」

自分と他人の間に壁を設けるのではなく、共に同等に大切な愛しい存在(すべて生きとし生けるものは佛性をもっている)であることに気付き、他を傷つけず、慈しんでゆきなさい、と説かれたのです。

 

我が国、日本においては古来『八百万の神々』といわれるように、人々は、生き物は勿論のこと、森羅万象この世のすべての存在に対して、聖なる存在を認め、畏敬の念を持っていました。このような大自然に対する心豊かな土壌のなかに、お釈迦様の説く『佛性の教え』が溶け込むことにより、いつしか日本人のなかに、偉大なる存在と人、人と人、人と他の生き物、人とモノとの間の『つながり』をとても大切にする精神性が熟成されてきました。

このことを私たちは一言『和 わ』と呼んでいます。

 

『共生』とは、自他を区別することなく、自分同様他者の存在を尊び、大切に思い、喜びも・悲しみも・苦しみも全て分かちあえると信じて、今を精一杯生きることではないでしょうか。

 
今年も皆さまが笑顔で、心安らかに暮らせる年になりますよう祈念申し上げます。

住職 長谷川 史道






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