今日は月に一度の小学校での絵本の読み聞かせボランティアの日でした。

読んだのは 50年のロングセラー『どろんこハリー』

お風呂嫌いの犬のハリーが さんざん遊び回ってどろんこになっていく様子を 

お風呂なんかよりずっと楽しいことを知っているこどもたちはじっと見守って一緒に楽しんで
 
あまりに汚れてしまって家の人たちに自分がハリーであることに気づいてもらえなくなった時には 

どうなることかと一緒にドキドキして、

でも結局 最後は自分の家でぐっすりねむっているハリーの様子をみて心からほっとする

そんな心の動きが分かるほど ぐーっと絵本の世界に入ってくる子どもたちを前に

読み聞かせをさせてもらっていること 本当に幸せなことだなあと思います。

毎回絵本を読んでいる私のほうが子どもたちからあたたかな気持ちをもらっています。


「読み聞かせは、子どもたちが絵本・おはなしの楽しさに出会うための手助け。

だから 読み聞かせをするひとは 子どもと本を繋ぐ人。」

私に絵本とわらべうた むかしばなしの魅力を伝えてくださった

元保育士&元司書の山口陽子さんの研修会でそんなお話を伺いました。

本当にそうだなあ そうありたいなあとおもいます。


*******************************


以下山口さんの研修会メモ

【読むときに気をつけたいこと】

・ウケは狙わない
・勝手に文章を変えたり 注釈をつけたりしない
・読み終わったあと 子どもたちの心の中に生まれているおもいを大切にする。
・感想を聞いたりせず そっとしておく
・自己満足や 義務感で読まない
・子どもが絵本の世界を旅する心に寄り添う



【選書について】

・絵がお話を語っていること
・絵本の絵は 正確で美しく生命力のある絵であること
・こどもが満足できる結末であること
・美しい日本語でかかれていること
・読み手が楽しめること
・ロングセラー本を読んで選ぶ目を養うこと


*******************************




昨日練習のために 久しぶりに子どもたちに読み聞かせをしました。

中学生も高校生も やっぱりついつい 聴いてしまう みてしまうのね(笑) 

その様子になんかホッとして、長男が中学生になる頃までは毎晩してきた読み聞かせ 

たまには復活しようかななんて思った次第。



来月は読書週間。内田麟太郎さん&かつらこさんの『だんどん だんどん』を読もうかなと思ってます。

「だんどん」の部分どうやって読もうか思案中。

また練習させてもらおうっと♪