カテゴリ: つながるかもすプロジェクト

熊本地震で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
いまもなお、たいへんな思い・辛い思いをされているたくさんの方々に、心よりお見舞いを申しあげます。

今頃の報告になってしまいましたが、
4月8日平田寺にて今年度のスタートとして”つながるかもすプロジェクト”のミーティングがありました。

醸しものを軸に繋がること 醸す=発酵 発酵するって食べ物だけではありませんね。
人間の体も毎日繰り返し醸されています。
人と人の繋がりだって。
目には見えないものと丁寧に時間をかけることとで生まれてくる不思議な深まり、関係。
その小さな世界が繋がって大きな流れとなり、その中で全ては生かされているのかなと。

具体的な活動をどう据えてゆくか。
会の目的は? 運営規約。あらためて言葉にしてみて、なんだか背筋が伸びました。
同じ方向を向いている仲間と楽しみながら、時に真剣に話しながら、
できるだけ無理のない様に、助け合いながら、、、
素晴らしい関係が生まれてきたなぁと思います。
これからもぼちぼちと、学び合い、助け合い、沢山の繋がりが生まれたらと思います。(り)
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このような時だからこそ 今ここにいる私たちだからできることをしていきたいとおもうのです。

手前味噌ながら つなかも(つながるかもすプロジェクト)の良さは 誰でもゆるりと参加できること。
次回のミーティングは、 5月6日(金)10時から。
*今年の梅干し仕込みの話し合い
*その他諸々の情報交換
どなたでも参加していただけます。
是非お仲間に♪

つながるかもすプロジェクトは 味噌、醤油、糀等の醸しもの作りを通し人々の交流を深め、
様々なかたちで被災された方々の支援や その実情を伝え 広める活動をすることを目的とする会です。

お問い合わせは お電話またはコメント メッセージにてお願いします。
0568-48-6806(つながるかもすプロジェクト事務局)







大震災で亡くなられた多くの方々の追悼と 
被災地における本当の復興成就を願い梵鐘を撞きます。
2011年3月11日 あの日を遠い過去としてしまわないために。

と き 2016年3月11日(水) 午後2時46分 より
ところ 大雲山 平田寺

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写真は 昨年11月につながるかもすプロジェクトで訪れたいわき市の三崎公園にたたずむ線量計です。
当日は つながるかもすプロジェクトのお話もさせていただきます。



お問い合わせは平田寺まで
tel 0568-48-6806

キャラバンの最後は 福島県田村市の蓮笑庵さんにお邪魔しました。
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蓮笑庵は、1990年(平成元年)に 画工人渡辺俊明氏が 
天地に絵を描くように自ら設計し、庭を造り、
人も自然も互いに対話し喜びあえる美の浄土を願って作ったアトリエです。
山を縫うように建つ建物は、工房、アトリエ「雑花山房」、応接空間「万菜」、絵本館など 
それぞれの性格を持ち、国内外の美術工芸品を所蔵した暮らしの空間でもあります。

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24年に渡り芸術と自然を愛する人達の憩いの場となってきましたが 
2005年(平成17年)の俊明氏の没後は、共に感じ、学びあうご縁館としてアトリエは解放され、
さらに 2011年の東日本震災後は奥様の渡辺仁子さんにより、
周辺の豊かな自然環境を活かした「くらしの学校」を開校。
思を共有する人々が深く物事を見つめ、いのちを考える学び舎となりました。

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原発事故後の大きく損なわれた福島の未来を 教育という切り口からアプローチし、
地域に根ざした衣食住の文化を改めて見直しながら、
地域の人に向けた「くらし」を学ぶ講座やワークショップ、
全国からの宿泊型集中講座の開催、復興現場の活動や課題について学ぶスタディツアー、
子ども向け保養&体験プログラムなど、
自然に寄り添い いのちの声を聴く様々な活動の「場」となっています。

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昨年のキャラバンで初めて伺った蓮笑庵さん
自然に寄り添いながらも凛と立つ夢のような空間に すっかり魅了されてしまいました。
奥さまの仁子さんとはその後もご縁をいただき 
名古屋においでの際には平田寺にもお立ち寄りくださっています。
こんな時だからこそ できることをコツコツと日々を丁寧に暮らす。
その大切を伝えてくださる何もかも包み込むやさしさに溢れた方です。
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大きな想いが込めれれた場所は そこにいるだけでその想いとひとつになれるような気がしました。
陽射しの中の蓮笑庵も素敵でしたが 夜のとばりが下りるころの景色もうつくしくて
時のたつのも忘れてしまうほどでした。 
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福島は 本当に素晴らしいところ。
それぞれが それぞれの場所で それぞれの想いを胸に日々を生きている。
福島に寄り添い学び 日々の暮らしを紡いていく 
ここ愛知でそんな日々を送っていきたいと改めておもっています。

折しも 私たちが福島へ出発した日の早朝 フランスで起きたテロ。
遺族となった方々の哀しみと テロが起きた原因。
今の便利で 一見快適な私たちの暮らしと原発事故のこと。
ちょっと乱暴かも知れないけれど根っこは同じことなのではないかと思ったりしています。

矛盾に満ちた世の中で 矛盾に満ちた私は日々を紡いでいる 
そんなことを忘れないために私たちはこの活動をしているのではないかとおもうのです。
と大変個人的な感想でのしめくくりになってしまいましたが
長い報告記事をお読みくださりありがとうございました。
それでも ここでご報告したことはごく一部。
とても言葉にすることができない想いが溢れる旅でした。
それはキャラバンに参加したメンバーそれぞれが感じていること。
近々 福島キャラバン2015の振り返り兼ねた報告会を予定しています。
開催日が決まりましたら ご案内しますのでそちらへのご参加もお待ちしています。


蓮笑庵さんHPは→こちら
つながるかもすプロジェクトfacebookページは→こちら

福島キャラバン最終日の11月16日の午後は、
創業300年 自然米100% 純米100% 天然水100%の酒造りをされている金寶酒造仁井田本家さんに伺いました。
2011年に創業300年を迎えられた金寶酒造仁井田本家さんは その年に日本で初めての100%自然米使用の酒蔵となられました。そしてその年に東日本大震災が起きたのです。あれから4年8か月 本当に本当に大変な時期を経て今があるのだそうです。

【金寶自然米栽培田】
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金寶酒造十八代目仁井田穏彦社長と 
仕込みの真っ只中に酒蔵をご案内くださった社員さんのお話をお聞きしながら 
「水」という大切な自然の恵みをいただくために 
山を守る(手をつけない)ことをこれまでの300年間続けてこられた誇りと 
それを次の100年へ繋いでいこうとする心意気を感じました。
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仁井田本家さんでは、全員が酒造りのプロフェッショナルになるべく 
冬は全員で酒造り 夏は全員で米づくり 全員が酒造りのすべてをマスターする努力をされているそうです。
若い社員さんが多いのが印象的でした。
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そして 「日本の田んぼを守る酒造になる」その言葉通り
蔵のある田村町を「山が豊かで きれいな川が流れ 元気な田畑が広がり たくさんの生き物がいて 
良い米や野菜がとれ 人が集う」本物の田舎にしようと 
地域のお仲間とともに様々な試みをされています。

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100%自然米使用の酒蔵になられた仁井田さんの次の夢は「自然米醗酵醸造蔵」になることだそうです。
つながるかもすプロジェクトとしては この言葉の響きを耳にしただけで もうわくわくしてしまします。
詳細は 金寶酒造仁井田本家さんのHPをご覧くださいね。

福島キャラバンのご報告 昨年に続きお邪魔した白河市の蓮笑庵さん。
やはり素敵なところでした。ご報告記事はこれでおしまいです。
長文お付き合いくださりありがとうございました。蓮笑庵さんでのおもいについては→こちら


仁井田本家さんHPは→こちら
つながるかもすプロジェクトfacebookページは→こちら

福島入り3日目の11月16日
心と体と地球のための自然食レストラン「銀河のほとり」を出発する前に 
愛知県春日井市のお母さんたちが中心になって小さなひとも一緒に心を込めて仕込まれたお味噌をお渡ししてきました。もちろん梅干しと味噌の中に込められたみなさんの思いとともに。
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朝ごはんと克子さんが入れてくださったコーヒーをいただいて光の中を出発です。
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白河城を眺めながら車を走らせ 
日本最古の公園南湖公園に立ち寄って名物のそばまんじゅうをいただき 
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白河市の仮設住宅(浪江地区)へ向かいました。

昨年に比べお住いの方も少なくなり 来年にはみなさん他所へ移動される計画があるのだとか。

ご当地グルメ浪江焼きそばの話とともに 日々変化する放射線量の話になり 
今でも決して終わってはいない現実を垣間見る時間ともなりました。

次に向かった同じく白河市の仮設住宅(双葉地区)の集会所では 
円座になって手を握り合ってあれこれお話し。
昨年の訪問を覚えていてくださった方々とも話がはずみます。
こちらにも お味噌と梅干し 手作りの雑巾 自宅の庭でとれた柿などを手渡してきました。
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ちょうど前日が一時帰宅の日だったということもあり

今もそのまま残されている双葉町のご自宅の話になり

イノシシやネズミなどの野生動物に侵入されて
荒らされている屋内の様子を笑いながらあっけらかんとお話ししてくださる姿に 
どうお声をかけてよいのか言葉に詰まってしまいました。

そして 避難の際に自宅に置き去りにしてきた猫のはなし。
どんな気持ちでペットたちと別れたのか そして再会を果たしたのか。

様々な別れを経験されている方がある中 その方今 仮設住宅の一角で猫も一緒に暮らされています。
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どれだけ苦しく悔しい思いをしてこられたでしょうに 穏やかに淡々とそれらを語られるのです。 


それでも「誰も口にはしないけど 今も出続けてるんだ」
もしあれに赤い色がついてたら絶対に誰もいかない」

ぽろっとこぼれる言葉と 帰る場所であるふるさとに帰ることができない葛藤をおもうと胸が締め付けられます。


伺ったのが日曜日で在宅の方が少なかったため 
後日今回の福島行きのお世話をしてくださった白河市の絹子さんが 
再度訪問して梅干を味噌を手渡してくださり 
さっそくお味噌汁を作ったよと写真をお送りくださいました。
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すべての人は 自然との関わりや人とのつながりの中で生かされている

人は 決しては弱い存在ではないけれど 
自分の中に大きな矛盾を抱えながら生きていくことは楽なことではないとおもうのです。
だからこそ誰かのちょっとした支えや笑顔が必要なのではないかと。

ずっと忘れないこと。私たちにできることはそのくらいの些細なこと。
それでも こんなちょっとしたつながりを これからも静かに紡いでいければいいなとおもいます。


福島キャラバンご報告⑤
創業300年 2011年に日本で初めて自然米100%使用の酒蔵となられた郡山市の仁井田本家さんへの訪問については→こちら

つながるかもすプロジェクトfacebookページは→こちら

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