2014年12月

今年最後の寄り合いと大掃除が終わりました。

お寺を気持ちよく使っていただけるのは

こうしてお寺を支えてくださっている檀家さんや信者さんがいらっしゃるからこそ。

ありがとうございます。

今年もお世話にまりました。

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お寺で開催する みくさのみたからの集い 数えてみれば5回目。 

4年前の小さな集いから数えるともう6回目になるのですね。

今回も各地からたくさんの方々がお寺に集いました。

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『みくさのみたから』は、
かつて誰もが身につけていた昔ながらの術。

漢医学や西洋医学が入ってくるはるか前から
人びとのあいだで自然と用いられていました。

痛いとき、苦しいとき、名病みが生まれたとき、
生き心地よく 楽になるすべを、直に、すぐに、
自分のいのちから 引きだす術でもあります。

日ごと気楽に充ちたりて、心地よく暮らす元気の術。
芸術、療術、武術など、あらゆる術のみなもとの術。

「たなそえる」
「まことのる」
「ちのみちとおす」みっつでひとつの みたからを

やさしく 身につけ 取りもどす集いです。

身につけているか、いないかで、生き心地にも、
人づきあいにも、医療費にも、ぐっと差が出ます。

世界12ヶ国で絶賛を浴びた「百万ユーロの集い」
この機会に、ぜひとも、身ずから!

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飯田茂実(いいだ・しげみ)
演出家・ダンサー・小説家

1967年信州諏訪生。
民話の語り部だった祖母に育てられる。
幼少期より、柔術、鍼灸、和歌、舞踊、和太鼓など、
様々な伝統術を学び「みくさのみたから」を身につける。
二十歳で志をいだいて故郷をはなれ、
京都大学で世界文学を、南禅寺で禅を学ぶ。
大野一雄・大野慶人の助手を務めてダンスと演出を学び、
ピナ・バウシュとアラン・プラテルの知遇を得て、
ドキュメンタリー・ダンス・シアターの創作をはじめる。
          
1998年よりマルチ・アーティストとして国際的に活躍、
19カ国に招かれて創作・公演をおこない
「人間アート・センター」「シャマン・イイダ」と称される。
ダンス・音楽・美術・シアター・文学・療術など、
様々なジャンルを身ずから統合していく活動は、
学術的な研究対象にもなり、国際的に高く評価されている。
著書に『一文物語集』『ダンスの原典』
『とっておき名短篇(宮部みゆき・北村薫選)』など。



これからの開催については、みくさのみたからfacebookページをご覧下さい。



12月14日・15日の二日間にわたり開催された

仙台在住のダンサー クマガイミホさんのコンテンポラリーダンス公演「水に絵を描く」が無事終了しました。

先週みなさまに作っていただいたたんころりんの明かりが灯るお堂で

東北での震災のことをベースとして創られた作品を息をひそめるようにして見入りました。

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「水に絵を描く」は、暗闇での上演を前提として作られた作品だそうですが、

今回はじめての試み ひかりの中での踊りも素敵でした。

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仙台からはるばるいらしてくださったミホさんでしたが

北海道や長野からなど遠方から駆けつけてくださったお客さまもいらして

新たな出会いの場ともなりました。

尾張と三河を繋ぐたんころりんの灯りが

東北 そして日本諸国を繋ぐ灯りとなりますように。





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12月14日(日) 恩田の集い

12月14日(日)・15日(月) 『水に絵を描く』クマガイミホコンテンポラリーダンス公演

12月18日(木)10:00~12:00 おむつなし育児お茶会

12月20日(土)13:30 飯田茂実と身につける『みくさのみたから=生き心地皆元のすべ~まことのりを楽しむ~

12月21日(日) 護持会総会・大掃除

12月31日(水) 除夜の鐘



1月2日(金) 初参り

1月11日(日) 大般若祈祷法要

1月16日(金) ストリートフラダンサーmanaさんのミニ・ワークショップ付ライブ

1月18日(日) 初観音大祭

1月18日(日)17:30 奈良裕之 音霊演奏会「ひかりのとびらをひらくとき」

1月29~31日 つながるかもすプロジェクト「味噌作り」

2月2日(月) わらべうたとやさしいごはんの会

2月3日(火)16:00 節分会

2月8日(日) 恩田の集い

2月13日(金)10:00~12:00 はじめての味噌作り教室(お子さま連れ可)

2月19日(木)10:00~12:00 こだわりの味噌作り教室

2月15日(日)13:30 大下しんえつさん講演会







夏に仕込んだ梅干とみなさまからのおもいを携えて
東京経由で福島仙台を巡る旅をしてきました。

今回訪ねたのは、
須賀川市の銀河のほとり
白河市の双葉地区・浪江地区などからの仮設住宅
田村市の蓮笑庵
郡山市の仁井田本家
仙台で小さなひと達と暮らしているおかあさんたちの集まりカエルノワ

【銀河のほとり】





銀河のほとりは 震災前からその地で営まれていた自然食レストランです。
震災の時には 避難する人 支援に向かう人たちが行き交い
いのちをつなぐ中継地となった場所でもあります。
訪ねた日はちょうど銀河まつりの開催日
いのちをめぐる人たちが集い語らう場の一員として迎え入れていただき
時も距離も超えたような出会いに溢れました。
夜は 銀河の蔵に宿泊させていただき
月とカヌーのはらかめさん
旅するお坊さん荒木大雲さんも交え
コタツのあたたかさとランプの灯りがご縁を醸してくれるような時間を過ごしました。


【双葉 浪江仮設住宅】



浪江地区などからの仮設住宅では梅干とみなさまからお預かりした
心のこもった品々をお渡しし
双葉地区からの仮設住宅では、
集会場をお借りして梅干しや醗酵液「しゅわさかさん」をお配りしたり 
育て方を説明したり 輪になって触れ合いカラダをほぐしあい笑いあい
手の温もりを感じながら、お話をさせていただいたりしました。



【蓮笑庵】



蓮笑庵は 民画家渡辺俊明さんが天地に絵を描くように 
自ら設計し 庭を造り 美の浄土を願って作ったアトリエです。
震災後は 福島に生きる子どもたちが夢と希望をだけるようにと 
教育という切り口からアプローチし 
地域に根ざした衣食住の文化をあらためて見直し振興するという活動をされています。
訪れた日は 蓮笑庵祭の日。
人が行き交い 静かに笑い語らい 佇み手を合わせ 
まさに極楽浄土のような景色の中で 
この地を守り続けようとする心意気のようなものを受け取りました。

【仁井田本家】



仁井田本家は、1711年の創業から300年の2011年に
日本初の100%自然米使用の自然酒をつくる酒蔵となったそうです。
ちょうどその年の春に震災が起きたのです。
お聞きするだけでも息が詰まるほどの辛い時を経て 
18代目になる仁井田穏彦さんは 
次の代のために自然酒の元になる元気な田んぼを一枚でも多く残すことを使命とされているということでした。
秋の仕込みで忙しい中 蔵の見学をさせていただき 
お酒のことお米のこと 土のこと発酵のこと 様々なお話を伺いました。

【カエルノワ】



旅の最後に訪れたのは仙台 
ここでは小さなひと達とともに暮らすお母さんたちが出迎えて下さいました。
仙台で暮らしている人も 遠くからやってきた人も 
小さな人も大きなひともみんな交じって輪になって
触れ合って笑い合って 手作りのお料理をいただきながら
話したり笑ったり 
こちらでも心地の良いあたたかな時を過ごさせていただきました。

今回の旅は 本当に多くの方々にお世話になりました。
福島で宿や車の手配など細々とした支度を整えるために
東奔西走してくださり各所でのご縁を繋いでくださった絹子さん
蓮笑庵の仁子さん
銀河のほとりの克子さん
仁井田本家の仁井田さん
宿とたなそえられたあたたかな美味しいものを提供してくださった
カエルノワのいずみさんと仙台のみなさん
たまちのゆと歓迎の宴を開いてくださった東京目黒のゆうこさんとお仲間のみなさん

あたたかな時をご一緒してくださった各地のみなさまに心より感謝申し上げます。

愛知からご一緒したのは 
醗酵料理研究家の古澤久美さん
すこやか助産院の平野陽子さん
三輪さん 永井さん
そして 滋賀からは智美さん 東京からは純さん 長野から幸太郎さん 仙台から良成さん ミホさん

各地から集まったみくさのみたからの仲間たち


梅干以外にも たくさんのお気持ちをお届けしました。




りんねしゃさんの菊花せんこう
クラタペッパーさんの胡椒とミル 
はすのみさんの クッキー&ビスケット



お届けした手編みのベストを早速着てくださったいるというお知らせをいただいたり
梅干美味しかったよとお礼の電話をいただいたり。本当に有難いことです。







今回の旅でご縁をいただいたのは 
東北で根を張り先ずは100年後を見据え未来を作ろうとしている方々でした。
白河の南湖公園の景色、須賀川の銀河のほとりで見た虹 
郡山に向かう道すがら虹のトンネルをくぐったこと 仙台の空。
ゆく先々でのもてなしと大いなる自然にいただくものばかりの旅となりました。
仮設住宅の集会場で 
あの日からしばらくは「ふるさと」のうたが唄えなかったと語っていらいた方。
「もう何十年もの畑を耕してきた手だけど 
あの日からは一度も畑を耕すことはなくなった」と
大きくてやわらかい手を見せてくれた方。
その手を握ることしかできないもどかしさ。
遠くに離れているようでいて 実はすぐそこにある東北と未来。
「ありがとう」の言葉の奥に秘められた自ら呑みこんだ気持ちに寄り添いながら
同じ未来を強く思い描く者同士として手をつなぎ
いつもいつも心に留めておきたいとおもいます。

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現在は 来年の味噌作りに向けて 
ご厚意で愛知県高浜産の無農薬栽培大豆の脱粒作業をしています。




こちらの大豆で味噌を仕込み ひと夏越した来年の秋以降に 
来年も仕込む予定の梅干とともに また東北を巡る旅に出ます。
醸しもの(発酵食品)で愛知と東北・今と未来をつなぐ「つながるかもすプロジェクト」
ご協力いただける方は ぜひお声がけください。
活動内容などについてはfacebook「つながるかもすプロジェクト」のページにて

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