里帰りをしています。
3.11以降、ずっとどこかで気になり続けていた東北のこと。
5か月目にしてやっと仙台入り。
今日は、松島から奥松島、野蒜経由で石巻まで行ってきました。
色々なことが渦巻いてしまって、
何から書き始めればいいのか、見当がつかないのですが、
今日、見てきた光景を少しだけ。
廃墟の前に手向けられた供花。
半分に折れた電柱。
往来する工事車両。
スカスカで、赤枯れしている浜辺の松林。
一見元気を取り戻しているまちの随所にみられる瓦礫の山。
遺体安置所の立て看板や、仮設住宅。
まだそこで暮らしを営んでいる避難所。
時間も空間も、何もかも細切れになっているまち。
何が生と死を分けたのか。
これから、何をしていけばいいのか。
考えても考えても分からないことばかりでした。
日々の暮らし方や、自然との関わり方、原発問題を含めた様々なこと・・・
問題は山積みですが、
とにかく、これからだということです。
まち中を走る、全国の都道府県のナンバープレートを付けた支援隊の車。
笑顔でボランティア活動をする若者たち。
誰よりも元気で温かい被災地の人々・・・
でも、それが全てではないということを踏まえ、
今、何ができるか、何をしなければならないか、
そんなことを考えた一日でした。
頑張ろう!!東北
頑張ろう!!日本
それが口先だけのことにならないようにしなきゃ。
日和山から石巻湾を眺めると、
そこには、流されてしまった家々の跡に、青々と草が生えていていました。
この混沌とした状況をどう受け止め消化していくか。
試されているんだという気がします。
自然の大きさ逞しさに学ぶ。
逆らわない。諦めない。今がすべてではない。
それにしても…人間は厄介だ。
写真、追々アップします。