洗濯ものをたたんでいると、
4番目(3歳)が、聞いてきました。
「そのねこ色の服は、誰の?」って。
「猫色?ねこ?・・・」頭の中が???の私に、
グレーの靴下を指差して「こ・れ・は~、ねずみ色でしょ。」
おうど色の服を指差して「こ・れ・は~、ねこ色。」と説明してくれました。
そういえば、我が家の周囲には、ねこ色の猫が、うろついていますっけ。
洗濯ものをたたんでいると、
4番目(3歳)が、聞いてきました。
「そのねこ色の服は、誰の?」って。
「猫色?ねこ?・・・」頭の中が???の私に、
グレーの靴下を指差して「こ・れ・は~、ねずみ色でしょ。」
おうど色の服を指差して「こ・れ・は~、ねこ色。」と説明してくれました。
そういえば、我が家の周囲には、ねこ色の猫が、うろついていますっけ。
中国の四代発明は、紙、印刷、羅針盤、火薬ですが、
第五の発明は、太極拳だそうです。
歩くときは、風のように速く、
立つときは、松のようにまっすぐに立ち、
坐るときは、不動鐘のように、
寝るときは、弓のようにしなやかにすぐ起きられる。
これが太極拳の基本、
太極拳の元は少林寺拳法ですが、
関節を伸ばさず、相手の力を生かして倒す、
陰と陽、曲線と円の動きが、特徴です。
一口に太極拳といっても、その歴史は長く、その分、多様なの流派があるようですが、
わたくしたちが応援するのは、日本伝統医学太極拳会。
太極拳は、1600年から1700年の三国時代に出来上がりましたが、
中国では、1956年簡化24式太極拳が政府公認として普及し、
今は42式が政府公認の太極拳となっているそうです。
そして現在、流行しているのが、「簡化太極拳」「制定拳」
そのベースになっているのが、伝統楊式太極拳です。
伝統楊式太極拳の第5代伝人の劉先生が、おっしゃるには、
中国で「84式の太極拳をやっている。」と言えば、
めちゃくちゃスゴイ太極拳家だと思われてしまうということです。
だから「84式をやっているだなんて、安易に口に出してはいけません!」だそうです。
さてさて、基本練習に5年はかかるという太極拳ですが、
月に一度の恩田の集い では、現在、伝統楊式太極拳の14式までを練習しています。
子どもためにと大人が作ったものと
こどもが本当に求めているものには、隔たりが大きいことが多いのではないかと思う。
大人が想像するよりも、子どもたちは大きな存在で、
本物を見抜く鋭い感性をもち、本物を求めているのじゃないかと思う。
時間に追われ、いくつものフィルターを持っている大人よりも、
本物を感じとる力は、子どもたちの方が大きいのかもしれない
こどもの傍らで同じ時を過ごすことで、見えてくるものは山ほどある。
いつもいつもそんな時間を過ごすことができないのが大人だけれど、
たまには、こどもとともに味わってみるのもいいな。
こどもたちは、刺激の強さではなくて、
その根底に流れている「何か」に反応しているかもしれないから、
こちらも、耳を澄まして、時間をかけて、感じてみる。
もう私には、聞こえないかもしれないな、とおもいつつ。
この地に移り住んで1年。
またまた不思議なことがありました。
「池のほとりに、シンボルツリーになるような常緑樹を植えたいね。
植えるならヤマモモにしよう。」
夫とそんな話をしたのは、もう半年も前。
何やかんやと雑事に追われて、ヤマモモの木の植え付は、
延び延びになっていたのです。
ある方から「庭にある木をどうぞお嫁入りさせてください」と
お話をいただいたのは、先月の末のことでした。
その話を伺った次の日に、あるところで、
その方に、これまた偶然お会いして、その木がヤマモモだと知りました。
この土地が持っている力が、
この土地に必要なものを次々に呼び寄せているのでしょうか。
土地のもつ力をもらって、私たちも日々を暮らしているのかもしれない、と思ったりしました。
恩田の集いも今回で6回目です。
今回の子ども向け企画は「修行僧体験」でした。
お隣のお寺の若方丈さんにもお手伝いいただいて、
小学生11人が、雲水さんの日常生活を少しだけ体験しました。
方丈(曹洞宗では、住職のことをこう呼びます)から、本山での修行中の話を聞きました。
脚気になりそうになった話、
洗濯する時間があるなら、少しでも多く寝たいと、何日も同じ下着を何日も着続けた話、
お風呂は、にっぱちしくにち(2,8,4,9日)しか入らない(今は、そうでもないそうですが)こと、
食事の内容や、起床消灯の時間、勤行や作務のこと・・・
自分達の日常とはあまりにも違う修行僧の話を興味深げに聞いていました。
時に、エ~!?とか、キタナ~イ、などといいながらね(笑)
合掌の仕方を教えてもらったり
叉手(しゃしゅ・立っている時のてのカタチ)の仕方、
お辞儀や本堂での歩き方、などを教えてもらって、
坐禅の体験もしました。
10分ほどの短い時間でしたが、
年齢に関わらず、後姿というものは、
性格というか、普段の暮らしが、何となく伝わってくるものだと感じました。
お寺で、檀家さん以外の近所の方々にもお声をかけて、
アレコレ企画をしているのには、様々な理由があります。
そのひとつとして、迎える側と、迎えられる側という垣根をなくして、
自然な形で、大人もこどもも、関わりあっていけるといいな、という思いです。
もちろん、お寺に集う大人たちは、こどもと遊ぶためにやってくる人たちではないので、
好意的な人ばかりではないかもしれません。
でも、それが現実の世の中、
そんなこともさらりと自然に経験していけるのもお寺の魅力ではないでしょうか。
特に、こどもの時期に、年齢の枠を越えてたくさんの人に触れ合うことは、
大事な大事なことだと思います。
お寺にいらっしゃる皆さんは、本当に優しい方が多くて、
怖いおじさんやおばさんは、いませんので、ご安心くださいね。
多分、一番コワイおじさんは方丈で、
こうるさいおばさんは、お庫裏である私ですから。