我が家から車で1時間、標高1212メートルの御在所岳に行ってきました。
山が大好きで、本格的に登山にでも挑戦してみたい母の願いはかなわず、
登山は到底無理なメンバーなので、9合目までロープウェイを利用して、
あとは、お散歩気分で山頂まで。
ロープウェイを降りると、気温は22度、さわやかな風が吹いていました。
途中で、アキアカネの回遊調査に参加させてもらい、タモをお借りして、
大人ならば15~20分の道のりを、1時間以上もかけて、のんびりと歩いてきました。
アキアカネ(赤とんぼ)は、幼虫は平地の水辺で育ち、成虫は山へ移動して、
秋には赤くなって平地に戻って産卵するそうで、
この時期の山には、赤くない赤とんぼがワンサカ飛んでいます。
調査方法はいたって単純で、捕まえたアキアカネの雌雄をチェックして、
羽にマークをつけて放す、ただこれだけです。
こどもは自分が振り上げたタモにトンボが入ることが、嬉しいのですね~
疲れも腹ペコもしばし忘れてはしゃいでいました。
一方、ミミズやイモムシは平気なのに、
いつからか羽のある生き物が大の苦手になってしまった母は、
30年ぶりにトンボの羽に触ってしまいました。
カサカサしていて、葉脈だけ残った葉っぱみたい。
で、夫はというと、タモ一振りで、トンボが何匹はいるか、といつの間にか真剣に。
こどもたちを置き去りにして、ひとりトンボ捕りを満喫していました。
秋にGマークのトンボを見つけたら、ございしょ自然学校(TEL0593-391-6011)まで、
ご連絡をとのことです。
このマーキング調査、結果が出るのはまだまだ先ですが、
我が家の調査結果によると、捕まえた100匹のうち68匹がメス、32匹がオス。
とらわれた後、バタバタと動いてかみつくのは、オスが多く、メスはおとなしい、
ということが判明!
「トンボも女は、おとなしいのかな~(しっかりジェンダーはいってます)
でも、クワガタのメスは、小さなオスを食べちゃうんだよ。女は怖いってことか?」
などと呟きながら収集に励んでいる息子でした。