2007年07月

このところ中国産食品に関する不祥事が相次いでいる。

もちろんそんなことが事実なら言語道断。許されることではないし、

しかるべき対応が必要だ。

ただ、違う方面からのアプローチも必要だとおもうのだ。

 

いたるところで食育という文字を見かけるこのごろだが、

私は「その土地でとれる、その季節の食べ物をおいしく楽しく残さずいただく」

ことが食育の原点だとおもっている。

食べたい時に食べたいものが食べられる、このこと自体が、

特別な時代の、特別な土地に住んでいる特別な人だけに許された特別なこと。

第一貪るように食べる姿って、美しくない。

 

中国だけを悪者にすればすむという表面的なことではないと思う。

食は、人間が生きていくうえで何よりも大切なこと。

私も鰻が好きだし、近所にある美味しい鰻やにも時々お邪魔する。

だから、私たちにも責任の一端があるんじゃないかと、

人間の度を越したわがままが引き起こしたこととも言えるんじゃないかとおもう。




友人が仲間と一緒に開いた絵画展に行ってきた。

仲間数人とスペインを10日間、

ワインと生ハムを片手にスケッチ三昧の旅行だったそうな。

最終日のギャラリー内の中央の丸テーブルには、ワインの空き瓶が何本も・・・

 

ほろ酔い加減のおじ様が、美術音痴の私を、丁寧にエスコートしてくださった。

この方、一流企業の要職についている方だそうで、後から聞いて、恐縮してしまった。

 

同じ町並みを描いていても、それぞれが、まったく違う表現。

立ち止まってしまう画がある。

中でも一番気に入ったのは、フラメンコを踊る女性の画。

今にもこちらに向かってきそうに躍動感が、白と黒の画の中から流れ出る。

脚の線が描かれていないのに、ないはずの線が見えてくるから不思議だ。

その美しさに心奪われた。

随分長い時間そこに立っていたのか、友人が

「今日は販売なしよ~」耳元でささやいた。

 

最終日、終了間近のギャラりー内、出展者たちは、スケッチブック片手に、

世代や職業を越えて語り合う。

そんな仲間をもつ彼女が、いつもの彼女とはまるで違った人に見えた。

 




秋から始まる企画の打ち合わせで、

某化粧品会社のマーケティング部門の課長さんにお会いした。

その後、同行した友人とランチをとって、我が家の日常会話だよね~とか言いながら、

学生時代のこと、今の教育のこと、お受験のこと、しつけのこと、

日本の現状について語り合った。

 

お寺に帰れば、何人かの来客があり

(戦前のお寺の様子を詳細にお話ししてくださる方、

境内の整備してくださる方、お散歩途中で立ち寄ってくださる方・・・)

その方々とお話をして、夕方には保育園組みの娘たちをお迎えに。

そのついでに明日の池掃除のお誘いをして、NPO関係者と電話で打ち合わせをして・・・

これが、私の日常なのだが、こんな生活をしていると、

時に自分の中の振り子が大きく、それも乱れて振れることがあり、

その振りが静まるまでに、時間が必要になったりする。

 

話は飛ぶが、5,6年前に1度だけ女性を対象にした異業種交流会というものに参加したことがある。

それなりの会費で、それなりの会場で開催されたその会には、

弁護士、税理士、起業家やショップ経営者、その他にもいろいろな職種の方々が参加されていた。

そこで知り合って、今でもお付き合いをさせていただいている方も何人かいる。

そういう場では、沢山の刺激を受けて、情報をもらって、元気をもらった。

ただ、それが社会のすべてではなくて、そこには、異業種交流会に興味を持つ人たちだけが集まっているんだ。

あたりまえだけど、そんなことを思ったりした。

 

人との出会いは、心地良いものだけど、時に相当な気力・体力も必要で、

振り子が大きく振れた日は、さすがにカプラの誘いにものれない。

 

 




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