和楽器体験の授業参観がありました。

講師は、尺八奏者の渡辺峨山さん、大久保智子さん。

邦楽の授業といえば「春の海」のレコードを聴いて「ハイおしまい」だった私が小学生の頃とは違い、

間近で一流の演奏家の演奏を聴き、体験する。

生でしか伝わらない豊かさに触れることができるこどもたちは、本当に幸せだと思いました。

みんな真剣な眼差しで先生のお話を聴き、和楽器の音色に耳を傾けていました。

箏曲の演奏とそれぞれの楽器の説明の後は、

琴・三味線・尺八に分かれての体験の時間です。

思い思いの楽器に触れ、持ち方を教えていただいたり、音の出しかたを教えていただいたりしました。



ところで、間近にいた尺八グループのこどもたちの様子が何だかヘン!

三味線や琴と違い、尺八は、音をが出せるようになるまでが難しいようで、

音を出そうと懸命に、吸う・吐く~吐く~、吸う・吐く~吐く~吐く~吐く~を繰り返していたら、

どうやら酸欠状態になってしまったようです・・・

アタマを抱えたり、床にうつ伏せたり、どこかを見つめて放心状態になったりしていました(笑)



講師の渡辺先生もおっしゃっていましたが、

意識すれば、日本の音や日本の香りがいたるところに流れているのですね。

知らないものには鈍感で、感じとることが出来ないので、

一日本人として、学校の授業の中で一流の演奏家の演奏生で聴き、

その豊かさに触れる時間をつくっていただけたということは、本当に有難いことだと思いました。



小学生向けの邦楽の授業は、私にはぴったりで一緒に楽しく勉強させてもらいました。

来月の雅楽の授業もとても楽しみです。