恩田の集いも今回で6回目です。

今回の子ども向け企画は「修行僧体験」でした。

お隣のお寺の若方丈さんにもお手伝いいただいて、

小学生11人が、雲水さんの日常生活を少しだけ体験しました。

2008-04-13 18:14:47

方丈(曹洞宗では、住職のことをこう呼びます)から、本山での修行中の話を聞きました。

脚気になりそうになった話、

洗濯する時間があるなら、少しでも多く寝たいと、何日も同じ下着を何日も着続けた話、

お風呂は、にっぱちしくにち(2,8,4,9日)しか入らない(今は、そうでもないそうですが)こと、

食事の内容や、起床消灯の時間、勤行や作務のこと・・・

自分達の日常とはあまりにも違う修行僧の話を興味深げに聞いていました。

時に、エ~!?とか、キタナ~イ、などといいながらね(笑)

2008-04-13 19:08:00

合掌の仕方を教えてもらったり

2008-04-13 21:06:07

叉手(しゃしゅ・立っている時のてのカタチ)の仕方、

お辞儀や本堂での歩き方、などを教えてもらって、

2008-04-13 21:08:35

坐禅の体験もしました。

10分ほどの短い時間でしたが、

年齢に関わらず、後姿というものは、

性格というか、普段の暮らしが、何となく伝わってくるものだと感じました。

 

 

お寺で、檀家さん以外の近所の方々にもお声をかけて、

アレコレ企画をしているのには、様々な理由があります。

そのひとつとして、迎える側と、迎えられる側という垣根をなくして、

自然な形で、大人もこどもも、関わりあっていけるといいな、という思いです。

もちろん、お寺に集う大人たちは、こどもと遊ぶためにやってくる人たちではないので、

好意的な人ばかりではないかもしれません。

でも、それが現実の世の中、

そんなこともさらりと自然に経験していけるのもお寺の魅力ではないでしょうか。

特に、こどもの時期に、年齢の枠を越えてたくさんの人に触れ合うことは、

大事な大事なことだと思います。

 

 

お寺にいらっしゃる皆さんは、本当に優しい方が多くて、

怖いおじさんやおばさんは、いませんので、ご安心くださいね。

多分、一番コワイおじさんは方丈で、

こうるさいおばさんは、お庫裏である私ですから。