墓施食後、70数本の蝋燭に火がともった境内地で、花火会を催した。

口コミで、集まってくれたこどもたち約20人。

プラス付き添いの大人と見物客(?)、総勢50人ほど。

初回としてはちょうどいい人数で、のんびりと花火を楽しむことができた。

 

嬉しかったのは、施食後そのまま残って、

花火会にお付き合いくださった檀家さんが、思いのほか多かったこと。

初めて出会ったこどもたちを、あたたかい目で見守ってくれる大人たち方が、

こんなに沢山いることの発見が何よりも収穫でした。

 

この夏は、イベント続きで、まるでイベント寺みたいになっていますが、

特別なことではなく、日常の暮らしの中に溶け込むような場所でありたい、

日常の中にある非日常的な空間をつくっていきたいと、常々思っているので、

イベントはあくまでもお寺に、足を運ぶことのきっかけのひとつ。

とはいえ、松の木と鐘楼堂に紐を渡して、

苦心してつくった手作りのしかけ花火がなかなか好評で、

「来年も楽しみにしてるわ~」なんておだてられて、

満足感に浸ったりしていた元来お祭り好きの私としては、

来年の構想が、もくもくとわいてきて困っています。